舌小帯短縮症手術シリーズ(1/5)▶発覚から紹介状ゲットまで

こんにちは、風香です。

私の記事の中では新たなシリーズとなる、赤ちゃんの舌小帯短縮症の手術についてのお話です。

発覚から専門医の受診、手術から、予後の癒着防止までの親と本人の負担や、やってよかったと思っている理由などを5回のシリーズで語ります。

「症」とつくので病気のように思えますが、たくさんある体のパーツの形の一つとして、気づかず大人になる人もたくさんいるこの症状。気にしない人は全然気にしないというか、そもそも治療するってのもおかしな話でもあるのかもしれません。整形の一種という気もします。

それでも私たち夫婦は、手術を受けさせることを決めました。
もし、お子さんにこの症状が出ていて手術を迷っている方がいらっしゃれば、年齢/月齢も合わせて考えて、手術するかを納得の上で決めていただきたいです。

目次

全体の流れの中で、この記事の話は…

全5回のシリーズは以下の要素を含み、今回は初めの二つを詳述します。

  • そもそも舌小帯短縮症とはなんなのか
    治療が推奨されていない理由
  • 手術してくれる専門医への紹介状ゲット
  • 専門医の外来予約
  • 外来1回目→重度で手術の適応ありの診断
  • 治療の流れ:外来→手術→外来→外来
  • 手術の話
  • 帰宅後の毎日のマッサージ
  • 経過観察の外来2回
  • 親子の負担
  • このタイミングで治療よかったと思う理由

舌小帯短縮症(連れ舌)とは?

みなさん突然ですが、口を大きく開けて、舌を上に向かって巻き込んでみてください。そうすると、舌の下に縦向きに薄い膜があるのがわかりますよね。これが「舌小帯」です。

たいていの人は、この舌小帯は舌の奥のほうのみについていて、舌そのものは比較的自由に動かせます。例えば、ソフトクリームが口の周りについてしまったとき、舌を口の外に出してペロンとなめとることができますよね。

実はこの舌小帯、長さには個人差があり、下あごと舌が前のほう(歯のほう)までつながっている人もいます。これが舌小帯短縮症です。
人によって目の大きさや腕の太さが違うように、舌小帯の長さにも個人差がありますので、どれくらい以上前までつながっていたら舌小帯短縮症なのかという定義は曖昧なようです。

うちの子の場合はたぶん遺伝

そんな舌小帯短縮症ですが、うちの場合は親からの遺伝が原因と思われます。
本人からの続き柄で言うと、父・祖父・おじ・いとこと、みごとに父方の家系の多くがこの状態で生まれてきたそうです。

だからこそ、気づくのは早くて、生後2日目くらいでした。赤ちゃんが泣いた時に私が「舌の形がハートだなぁ♡かわいい♡」と思っていたら、夫が「あ、これもしかして」と言い出して、自分語りを始めたことで知りました。

夫は、産まれた病院でそのまま手術・・・という大げさな感じではなく、「へその緒切ったよ」くらいの感覚で「連れ舌切ったほうがいいですよね?切りまーす」って感じで切られたそうです。(義母談)

今の小児科界隈は治療してくれない??

さて、夫は平成初期生まれなのですが、それくらいから徐々に、(哺乳障害等が明らかな場合を除いて)「別に最初から切ってしまう必要なくない?」「生きてるうちに先っちょが伸びていくし。」という風潮が小児科界隈に生まれたらしく、実は今は拙速には切らないのが主流なんだそうです。という話を1か月検診の小児科の先生から受けました。

夫の話を聞いていた分、「切るのが当然」だと思っていた私は驚きましたが、なんと現状、切ってくれる医者を探すほうが大変だとのちにわかります。

治療しないことのデメリット

色々あるようですが、医療従事者ではない私が書けることとして、子を通しての体験と、周りの人から直接聞いた話を3つ紹介します。

まずは、発音。うちの子には、治療しないまま小学校に入るくらいのいとこがいるのですが、発音がかなり舌っ足らずです。サ行がタ行になってます。
シリーズ5記事目で詳しく書く予定ですが、結局この子は幼児期に手術を受けましたが、乳児期に受けたうちよりかなり大掛かりになってしまい、親も大変だったそうです。

続いて歯への影響。出産した産院にいた助産師さんは、歯科矯正のために大人になってから切除したとのこと。そもそも歯列自体が舌小帯短縮症の影響を受けた可能性がある上に、それを治療しようと思ったら舌小帯を切るところから始まって、二重苦だったようです。ただ、この人も「拙速に切る必要はない」派でした。

そしてうちの子の「ゆるめの哺乳障害」です。
母乳育児の記事でも書いたと思いますが、うちの子は低月齢の頃は身長体重ともに控えめでした。
ところが、手術後の2週間で急に体重の伸びが上向いたのです。徐々にその伸びはおさまっていくのですが、医師も驚くくらいの上向きようでした。

舌がうまく使えず、必要量より少なくしか母乳を飲めない状態に胃が慣れてしまったがために、急に飲めるようになった!と思った瞬間はぐびぐび飲んだけど、よく考えたら胃の容量的にもうそんな必要ない状態に慣れてるから飲む量を元に戻した。とかそんな感じじゃないかなと思ってます。

それでも専門医につながれた方法とは?

お産入院中に産科医に「うちでは切らない」と言われ、
1か月検診の小児科医に「哺乳障害無いし切らないのが主流」と言われ、
近所のかかりつけ医にも「特に心配ないですよ」と言われ、、、

それでも切らないことのデメリットのほうが大きいと感じていた私は、どうにかして専門医の話だけでも聞きたいと思っていました。そのチャンスは唐突に訪れます。

かかりつけ医やお産をした産院とは別で、小児科と産婦人科と母乳外来が合体したクリニックが家の近くにあったので、産院がちょっと遠いなと思ったときに<私は母乳の出具合の確認のために母乳外来を、子は体重増加が適正かを見てもらうために小児科を>という形で受診しました。

体重増加が鈍いという話をした際に、気になっていることとして、「舌小帯短縮症は関係ないですよね?」と聞いてみました。
すぐに口の中を確認してくれて、結果、明らかな舌小帯短縮症である、との診断でした。ここでは切れないから一度専門医の話を聞いてみて、という流れで紹介状を出してくれました。

全てが終わった後別件で再受診したのですが、その際、「ほかにも数人紹介状書いてるんだけど、あの先生、うまいでしょ」と言っていました。
おそらくこの先生、昨今の「切らない」という風潮に反対の人なんだと思います。

うちの場合はラッキーパンチで紹介状をゲットしましたが、紹介先は地域の基幹病院なので、紹介状無しで直接訪れることはおそらく難しいと思います。
町の小児科で切ってくれるところがあればいいですが、大きめの病院しかない場合は、ネットで調べておいてかかりつけや周りの小児科を何件か回って「ここに紹介状出してくれ」とお願いするのがいいのかもしれません。


ということで、やっと切れるぜ!と思った私でしたが、ここから予想外に2か月待たされます。その話は続きの第二話で!

おわり

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アラサーバリキャリママ、夫と子と3人暮らし。1年半の不妊治療が実らず、自然妊娠・出産。無痛分娩や母乳育児の体験を交え、不妊治療・妊娠・育児・保活に役立つリアルな情報を発信していきます。

コメント

コメントする

目次