無痛分娩の日の流れ【後半】麻酔切れのプチパニックから感動のご対面、そして母子同室へ

こんにちは、風香です。

前回に続き、いよいよ運命の出産日の後半戦です。

この日、私の人生は大きく変わりました。

正直、想像していた「感動のご対面!」というより、疲労と驚きの連続で、夫にとっては“笑撃”の瞬間が待っていたようです。

今回は、私自身の体験をもとに「無痛分娩のリアルな後半の流れ」を時系列で詳しくご紹介します。

出産が不安で、頭の中で予行演習しておきたい方の参考になれば幸いです。

一つ前の記事はこちらです。


目次

夕方:夜勤スタッフに交代、「今日産む」覚悟を決める

それまでは「明日になるかも」と言われていましたが、夜勤の助産師さんに交代したタイミングで、子宮口が9cmまで開いていることが判明。

「今日産めるよ! 頑張って!」と言われ、その瞬間に覚悟が固まりました。

正直、こんな痛みを一度やめてまた翌日にやり直すなんて無理…。

「絶対に今日産む!」と気持ちを切り替えました。

しかしここで小さなトラブル。

夜勤の先生の準備が整う前に、麻酔ボトルが空になってしまったのです。

これまでのように15分ごとに投与できず、一時的に麻酔が切れる「欠薬期間」が発生。

謎の寒気で震えが止まらず、ついには嘔吐。

朝からはお茶しか口にしておらず、栄養は点滴のみだったので、出てきたのは前日の夕食の名残と薄まったお茶…。この時のつらさは今も鮮明です。

ちなみにお茶は、100均でストロー付きのペットボトルの蓋を用意しておき、前日入院時に持ち込んだお茶のペットボトルにつけていたものを、処置の邪魔にならないタイミングで少しずつ飲んでいました。給茶係はもちろん夫です。


19時頃:麻酔ありでも耐えきれない痛み、恥骨に赤ちゃんの頭を感じる

このあたりからは、麻酔スイッチを高橋名人ばりに連打。

痛みは想像を超え、恥骨の裏に「ジャガイモ…いや小玉スイカ?」くらいのものが引っかかっている感覚がハッキリわかりました。それが赤ちゃんの頭です。

助産師さんからは「強い波のときだけいきんで」とアドバイスを受けるも、すべての波が痛く、結局ほとんどいきんでしまいました。

ただ、、、私には麻酔がありますが、お腹の中の赤ちゃんは麻酔なしで頑張っています。きっと私以上に狭くて苦しくて痛い思いをしているはず。そう思うと、「私が頑張らなくてどうする!」と自分を奮い立たせる力になりました。

ここで助産師さんが膣に指をかけ、「この方向にいきんでごらん」と誘導。私の場合は想像より背中側で、その感覚をつかんでからお産が一気に進みました。

夫がのぞいたら、すでに赤ちゃんの後頭部が見えていたそうですが…そっち側から見なくてもいいんだよ。

このあたりでいよいよ呼吸がうまくできなくなり、酸素マスクを装着。

退院後に診療明細を見て「酸素も課金制か!」と知り、呼吸は意識して整える大切さを実感しました。


20時:ついに誕生。最後は驚きのスピードで登場!

「もう限界!」と何度思ったかわかりません。

ある波で「いける!」と確信し、渾身のいきみで…ずるん!と出てきました。

夫によれば「あと1時間くらいかかるかなと思っていたら、いきなり頭が出て、0.2秒で足まで全部出てきた」とのこと。

まるでウォータースライダーを滑るかのような勢いだったそうです。

産声をあげた我が子を胸に抱きながら、私は「陣痛がもう来ない」ことへの安堵でいっぱい。お股のヒリヒリより、痛みが終わった喜びが大きかったです。


二時間のカンガルーケア

助産師さんが赤ちゃんを軽く拭き、すぐに胸の上へ。

頭は長時間恥骨に引っかかっていた影響で、とんがりコーンのような形に。

私と夫で愛でた後、夫は親族へ連絡。

私は会陰裂傷でお尻まで損傷しており、その場で夜勤の医師が縫合。

裂傷の詳細や痛みは別記事にまとめています。

赤ちゃんは計測・処置のため一度助産師さんに預け、その間に私は母へ電話。

再び腕に戻ってきた赤ちゃんを抱きながら、胎盤の片付けをする助産師さんの横で、放心状態で、赤ちゃんの左肩についた胎脂を指でいじっていました。

「ご飯食べられる?」と聞かれて初めて、何も食べていなかったことを思い出し、21時に軽く食事。半分ほど食べたところで「これ以上食べると吐いちゃうかも」と思ったので残りは夫へ。


22時:母子同室スタート

カンガルーケアは2時間と決まっているため、22時で終了。面会時間も終わり、夫は帰宅。

私は点滴を引きながらトイレ練習をし(←ちなみにこれは麻酔が抜けているかの確認として大切な工程)、無事クリアして病室へ。助産師さんが赤ちゃんをベッドにセットして退室。

「え、これから私ひとりで見るの?」と一気に不安に。

おむつ替えのタイミングもわからず、マザーズブレインがすでに始まっていたことを認識したのはずっと先のことでした。


まとめ

  • 麻酔の欠薬期間は想定外。冷えや嘔吐など、思わぬ体調変化もあり得る。
  • いきむ方向の指導でお産が一気に進むこともある。
  • 誕生の瞬間は感動より「終わった!」という安堵感が大きい。
  • 会陰裂傷や縫合は無痛分娩だと痛みをほぼ感じない。
  • 母子同室初日は嬉しさと不安が入り混じる時間。

無痛分娩といっても、想定外の出来事や体調変化はあります。

これから出産される方が少しでも心構えできるよう、この記録がお役に立てば嬉しいです。

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この記事を書いた人

アラサーバリキャリママ、夫と子と3人暮らし。1年半の不妊治療が実らず、自然妊娠・出産。無痛分娩や母乳育児の体験を交え、不妊治療・妊娠・育児・保活に役立つリアルな情報を発信していきます。

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