※この記事は個人の体験談です。医療的判断は必ず担当医にご相談ください。
こんにちは、風香りんです。
今回は、私が不妊治療で通っていたクリニックを振り返り、もし友達から「この病院、どうだった?」と聞かれたらどう答えるか、不妊治療クリニックを選ぶときのポイントを、通院して感じた待ち時間や助成金の説明などの体験からまとめます。
あくまで私個人の主観的な体験談であり、時代も変わるので、すべてが今の状況に当てはまるわけではありません。しかし、当時、同じ病院に通う人からのアドバイスがあればよかったなと思っていたので、これからクリニックを選ぶ方の参考になるよう、私が感じたメリットやデメリット、そして最終的に不信感につながってしまったポイントを書きたいと思います。
メリットとデメリット:機械的な対応について
不妊治療はデリケートな内容のため、プライバシー保護は非常に重要です。私の通っていた病院では、待合室で名前ではなく受付番号で呼ばれるシステムだったので、知り合いと鉢合わせしても安心でした。
また、診察の予約や会計がすべて機械やアプリで完結する点も、メリットだと感じました。不妊治療はメンタルに大きな負担がかかるため、人に会って話すのがつらい日もあります。そんな時、誰とも顔を合わせずに手続きを済ませられるのはありがたかったです。
しかし、この「機械的」なシステムにはデメリットもありました。
不妊治療クリニックの待ち時間:機械的な受付なのに2時間を超えることも
予約システムは効率的に見えますが、待ち時間は非常に長かったです。
受付を済ませて待合室で待ち、ようやく中待合に呼ばれても、そこからさらに何人分も待つことが日常でした。採血や手術があったわけでもないのに、診察や内診といった「必要な時間」が15分もないのに、病院での滞在時間が2時間を超えることは珍しくありませんでした。
平日の朝や土曜は特に混雑していたため、おそらく働く女性が集中する時間帯だったのでしょう。どんなアルゴリズムで予約人数を定めていたのか、今でも不思議に思っています。

費用の高さと助成金の説明に関する不信感
不妊治療は、保険適用と自費診療が混在しており、費用面での情報収集は患者側が積極的に行うべきです。これは私も承知していました。
しかし、クリニックから受けた情報提供に一貫性がなかったことで、少々不信感を抱くことになってしまいました。
例えば、「SEET法」と「子宮フローラ検査」については、東京都の先進医療助成制度が利用できると口頭で教えてくれましたが、「タイムラプス法」については何も教えてくれませんでした。その結果、私は助成金の申請期限に間に合わず、大きな金銭的負担を負うことになりました。
もちろん、初診時に渡された書類の中にその案内はありましたが、何十枚もの広告とまとめてに渡されるものなので、見ていなかったです。一言でも教えてもらえていたら…と思ってしまいます。治療内容そのものに関わる本質的なことで、説明を言い忘れていることもあるかもしれない、という疑念が拭えませんでした。
無痛分娩の対応方針にも差があった
系列の産院のホームページには、無痛分娩の対応について「できる限り対応します」という書き方がされていました。一方、実際に出産した産院は「24時間対応します」と明記されていました(出張医対応の場合もあり)。
もちろん、食事の直後で医学的に麻酔をかけられない、といった安全上の理由なら仕方ありません。でも、「日曜の夜に陣痛が来たけど医師が不在で対応できない」というような事情で無痛分娩を受けられないのは困ります。「麻酔してもらえるかどうかわからない」というハラハラした気持ちで妊娠期間を過ごしたくなかったので、この差は病院選びの決め手の一つになりました。
結果的に、計画無痛分娩で安全に麻酔を実施してもらえたので、この判断は正解だったと思っています。実際に選んだ産院については、こちらで詳しく書いています。


結果が出なかったこと、そして1年半を振り返って
そして何より、最大の理由は、この病院での治療では妊娠に至らなかったという事実です。これは悪口ではなく、ただの事実です。
20代で、タイミング法2回、人工授精3回、体外受精の移植4回を経ても出産に至らず、更にフローラ検査も受けて、その後に治療を休んだ周期に自然妊娠しました。
今思うと、あの病院で長い待ち時間に耐え、精神的にも肉体的にも負担をかけていた1年半はなんだったのか、という気持ちがどうしても先行してしまいます。
もちろん、知人の中にはこの病院で授かった人もいるので、本当に人それぞれ「合う・合わない」があるのだと思います。
まとめ
クリニックを選ぶ際は、単に自宅からの通いやすさや実績だけでなく、待ち時間やスタッフの対応、費用に関する情報提供が丁寧かどうかなど、総合的に判断することが大切だと痛感しました。
不妊治療は、長期にわたることが多いので、距離などの定数的な条件も大切なのですが、ご自身の心身と相性の良いクリニックを十分に検討してから決めることをお勧めします。これを読んでいるあなたが、後悔のない結果が得られることを願っています。
※本記事に記載している通院回数・費用・経過などは、全て筆者個人のケースです。症状や治療方針には個人差がありますので、疑問や不安がある場合は必ず担当医や専門機関にご相談ください。
