こんにちは、風香です
妊娠がわかると、検診や体調管理だけでなく、行政からの支援も始まります。私の場合、そのスタートが「母子手帳の取得」と「妊娠期面談」でした。
正直それまで行政=窓口で淡々と事務処理、というイメージしかなかったのですが、この面談をきっかけに「行政って意外と身近なんだ」と感じられるようになりました。
今回は、私が住む都内某自治体での妊娠期面談と母子手帳取得の流れ、面談で話したこと、感じたことをまとめます。これから面談を控えている方の参考になれば嬉しいです。
妊娠期面談は全2回。早めの予約がおすすめ
私の自治体では妊娠期面談は初期と妊娠8か月頃の2回(各1時間)で設定されています。
必要があればこの2回以外でも相談可能ですが、特に1回目の面談は重要。なぜなら、各種補助券を受け取る条件になっているからです。
私は夫と一緒に参加したかったので、スケジュールを合わせて予約しました。ただ、動き出しが少し遅く、予約がかなり先になってしまったので、早めの予約をおすすめします。
ちなみに2回目は希望者のみで、主に出産準備や産後の生活に向けた相談が中心になるそうです。私はどちらも参加しましたが、やはり初期面談で聞けた話が、その後の動き方に大きく影響しました。もちろん無料ですので、参加されることをお勧めします!
面談の流れと内容
面談の相手は保健師資格を持つ自治体職員の方。年配の女性で、柔らかい雰囲気の方でした。
場所は窓口ではなく個室。家庭環境や体調のことなど、プライバシーに関わる話も安心してできる環境でした。
流れはこんな感じです。
- 母子手帳と保健セットの受け取り(詳細は後述)
- 申込書の記入(氏名・住所・出産予定日・分娩予定の産院・仕事の有無など)
- 記入内容や雑談をもとに、必要な情報や行政サービスの紹介
この面談の目的は、妊婦さんとその家庭の状況を把握し、安心して出産・子育てできるようにサポートすること。
私の場合は、夫婦の生活リズムや家族のサポート状況を聞かれたうえで、「今から保活を始めたほうがいい」とアドバイスをいただきました。
この「保活は産まれる前から」という話には本当に驚きました。
私は最初「8か月くらいから始めて」と言われたとき、生後8か月のことかと思い「まだまだ先だな〜」と思っていたら…まさかの妊娠8か月!思わず「えっ!?」と声が出てしまいました(笑)
精神面・サポート体制のヒアリングも
面談では体調や生活の話から、精神面やサポート環境についても話題が広がりました。
私は昔から少し落ち込みやすく、不妊治療の終盤や仕事の繁忙期には眠れなくなった経験があることも正直にお話ししました。
そのせいか保健師さんは「産後うつのリスクがあるかもしれない」と判断したのかもしれません。
夫にしっかり育休を取るよう促してくれたり、両親や親戚との関係づくりの重要性、ママ友が作れる児童館イベント、理由を問わず利用できる一時預かりなど、さまざまな支援策を紹介してくれました。
「産後は想像以上に孤独になりやすいから、今からネットワークを作っておくことが大事」と言われ、改めて心に刻みました。
母子手帳の取得と内容説明
私は面談予約時に「当日母子手帳を受け取りたい」と記入しておいたため、そのままスムーズに受け取れました。
母子手帳の役割は大きく、健診の記録だけでなく、職場での産休・育休申請や各種補助制度の利用にも必要です。
具体的に言うと、会社で産休願いを提出するときに「出産予定日を書いたページのスキャン」が必要でした。また、助産師外来などでは必ず見られます。
そのため受け取った瞬間に、私の名前をその場で記入。おそらく不正防止の意味もあるのでしょう。
中身についても簡単に説明を受けました。
- 妊婦健診の記録をつけるページ
- 出産後、ハガキになっているページを切り取って投函すると赤ちゃん訪問の日程調整の連絡が来る
- 産後すぐに記入が必要なページ
さらに、補助券や案内資料が詰まった保健バッグも一緒にもらいました。これについては別記事で詳しく書いていますが、妊婦健診の助成券や地域の子育て情報など、意外と役立つ資料がぎっしりでした。
行政との距離が近くなった日
この日までは、正直「役所の人」=事務的な対応という印象が強かった私ですが、
面談を通して「行政も一緒に子育てを支えてくれる存在なんだ」と感じられました。
特に妊娠初期は、体調や気持ちの変化で不安になりやすい時期。
そんなときに、専門知識を持つ人からオーダーメイドのアドバイスをもらえるのはとても心強かったです。
これから母子手帳を取りに行く方、面談を受ける方は、「行政のサポートを受け取る第一歩」として、ぜひ活用してほしいと思います。
まとめ
- 妊娠期面談は自治体によって回数や内容は異なるが、初期面談は補助券取得にも必要な場合が多い
- 予約は早めに!夫婦で参加できると情報共有がスムーズ
- 面談では体調・生活環境だけでなく、精神面やサポート体制についても聞かれる
- 母子手帳はその場で記名し、中身の説明を受けられる
- 行政=事務的というイメージが変わる、安心感のあるサポート
妊娠中は、どうしても「自分ひとりで頑張らなきゃ」と思いがちですが、行政サービスをうまく使えば、負担は確実に減ります。
母子手帳取得と妊娠期面談は、そのサポートを受けるための大事な入口。私の体験が、これからの方の参考になれば嬉しいです。
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