不妊治療のタイミング法体験記|通院回数・スケジュール・費用は?20代で2回でステップアップした私の場合

※この記事は個人の体験談です。医療的判断は必ず担当医にご相談ください。

「半年も妊活しているのに、どうして妊娠しないんだろう?」

20代後半だった私は、自己流で半年ほど妊活をしても授からず、「何か自分ではどうしようもない原因があるのでは?」と思って不妊治療のクリニックを受診しました。

ところが、大きな異常が見つかったわけでもないのに、タイミング法では妊娠せず、私は2周期で次のステップへ進むことになります。

この記事では、私が実際に経験したタイミング法治療を元に、タイミング法とは何か、通院スケジュールと回数、費用、そして「いつまで続けて人工授精へステップアップしたのか」を、排卵を促す薬を使ったときのことや当時の気持ちも含めて、2周期の記録でまとめます。あくまで一個人の体験談としてご覧ください。

目次

タイミング法とは?

私が受けたタイミング法は、超音波検査などで卵胞の成長を確認しながら排卵の時期を予測し、医師から「このあたりでタイミングをとってください」と指示を受ける治療でした。

当時の私は、自己流でも正しくタイミングを取れているつもりでした。だからこそ、半年妊活して授からなかった時点で「卵管が詰まっているなど、何か治療しないとどうにもならない原因があるのでは」と考えていました。

この記事で紹介する「タイミング法」は、私が実際に受けた治療の記録です。治療内容・回数・費用は医療機関や治療内容によって異なります。

医師による解説はこども家庭庁のこちらのページがおすすめです!

なぜ不妊治療を受けようと思ったのか

20代後半で、自己流とはいえ半年ほど妊活をしても妊娠しませんでした。

「何かダメなところがあるのでは?」という気持ちが強くなり、卵管が詰まっているなど、自分ではどうしようもない原因があるなら早く知りたいと思って受診しました。

結果的に、私の場合は大きな異常が見つかったわけではありません。それでも妊娠までには時間がかかりました。

当時の私は「自分は正しくタイミングを取れている」と思っていたのですが、後になって振り返ると、必ずしもそうではありませんでした。

このことに気づくのは、もう少し後の話です。

私のタイミング法体験記

私のクリニックでは、生理開始1~5日目の間に受診し、その周期の方針を決め、その後は卵胞の成長に合わせて通院していました。

1周期目の通院スケジュール:通院2回、医師に指定されたタイミング

初めてのタイミング法では、初診時を除いて2回通院しました。

卵胞の大きさを超音波で確認してもらい、「明後日あたりにタイミングをとってください」という指示を受けました。

ところが、当時の私は正直、「それくらいの指定で妊娠できるなら、そもそも病院に来てないんだけど」と思っていました(笑)。

実際、タイミングを取る日は、夫婦それぞれの仕事や予定、疲れ具合などもあります。後ほど書く通り日程には1〜2日の調整ができたのですが、それでも、直前に「この日」と指定されて、その通りにできるとは限らない。これが当時の率直な感想でした。

判定日を待たずして生理が来たため、妊娠せずということになりました。

1周期目の費用:約38,500円

この周期は初期の検査と重なったため、当時の私の記録では「混合診療の関係で全額自費」となり、初診時の夫の精子検査代などと合わせて約38,500円でした。

これはあくまで当時、私が実際に支払った金額です。現在の制度や料金とは異なるため、これから治療を受ける方は医療機関や公的機関の最新情報を確認してください。

混合診療とは?となった人はこちらをどうぞ。

2周期目の通院スケジュール:6回通院しても排卵しなかった

2周期目のタイミング法では、なんと合計6回も通院しました。

1回目は卵管造影検査のため。その後は、なかなか排卵が起きなかったためです。

卵胞を育てるために「レトロゾール」という薬も使いましたが、それでも排卵が起こらないという事態になりました。

この薬は私にはかなりつらいものでした。1週間ほど飲んでいたのですが、飲み始めたその日から強めの頭痛があり、自宅マンションの向かいにあるコンビニへ行くのもつらいほどでした。

妊娠判定のための血液検査で医師から排卵が起きていなかったと思われると言われました。もちろん、生物なので、たまに排卵しないことくらいはあるのだろうと思います。医師からも「生物だからそういう時もありますよ」というくらいの説明でした。

頭では分かっていても、当時の私は「ここまでやってるのに排卵しないとか、ありえねえ」と思っていました。レトロゾールに体がびっくりしたのではとも思います(あくまで個人の感想です)。

普通に妊娠する人もいる中で、どうして自分はこんな思いをしなければならないのか。時間も使う、お金も使う、それなのに結果が出るかどうかは最後には運のようなところもある。

そんな「機会損失」と「経済的損失」への憤りが、この頃から少しずつ不妊治療への不信感につながっていきました。

レトロゾールによる頭痛は、あくまで私自身に起きたことです。薬の効果や副作用には個人差があるため、服用については処方した医師・薬剤師に相談してください。

3周期目は、クロミッドに変更してタイミング法を行う予定でしたが、医師の勧めで、周期の途中から人工授精に切り替えました。

2周期目の費用:約23,650円

2周期目は、卵管造影検査、排卵を促す薬(レトロゾール)、超音波検査、血液検査などを含めて、合計約23,650円でした。

タイミング法と仕事の両立:旅行や通院の調整は?

タイミング法は、人工授精や体外受精のように「この辺りの日に必ず来てください」という指定日がなく、各段階で1〜2日の調整ができました。そのため、気合を入れてスケジュールを組む必要はありませんでした。ちょうどコロナ禍で会社がフルフレックス制度を導入したこともあり、夕方17時からの受診や、土曜日を活用して通院できました。旅行は、年末年始やお盆と重なる月ではなかったこともあり、もともと予定していませんでした。

急な体調不良や残業などは避けられないものですが、全般的に夫は協力的で、スケジュールの調整はあまり多くなく過ごすことができました。

タイミング法はいつまで?2回で人工授精へステップアップした理由

「タイミング法は何回まで続けるの?」と気になる方も多いと思います。年齢や原因、治療経過などによって治療方針は変わるため、「○回やれば必ず次へ進む」というものではありません。私の場合は2周期で人工授精へ進みました。

私の場合は、2周期目になかなか排卵が起きなかったこともあり、医師と相談の上、人工授精へ進むことになりました。

排卵直前期は、卵胞の状態を見るために頻繁に受診します。その回は、たまたま医師から「これだったら、もう明日人工授精してしまえば?」という趣旨の提案があったと記憶しています。

タイミング法と人工授精は、私の感覚では財布と身体への負担が劇的に違うわけではありませんでした。しかも、当時の私は「人工授精なら絶対に妊娠できる」と思っていたわけでもありません。

それでも、少しでも高いほうに賭けてみるか。そんな気持ちでステップアップしました。

そして、このあと私は人工授精を3回経験し、その後さらに体外受精へ進むことになります。

私が後から気づいた「もっと早く知りたかったこと」

タイミング法を受けていた当時、私は排卵日を「周期の真ん中あたり」と考えていました。

アプリもそのくらいの日を表示していましたし、世の中に出回っている基礎体温のグラフも、月経開始日から日数を数えて排卵日を考えるイメージのものが多かったからです。

その後、不妊治療をいったん休んだ周期に、自分の基礎体温を数か月分まとめて振り返る機会がありました。

私は仕事でデータを扱うことが多いこともあり、「周期の1日目をそろえる」のではなく「次の生理の直前をそろえる」ような見方をしたかったのですが、私の知る限り、アプリでそこまで自由に比較できるものはありませんでした。

そこで自分で指折り数えてみたところ、私の場合は、基礎体温が約36.68℃を超えた日からほぼ毎回ぴったり12日後に生理が来ていることに気づきました。

ここで見つけた「12日」という数字は、私自身の周期を振り返って見つけたパターンです。誰にでも当てはまる「12日ルール」ではありません。

この発見が、その後の私の妊活を大きく変えることになります。

ちなみに、基礎体温の基本的な知識は、厚生労働省研究班が監修するこちらのページが大変参考になります。また、私が使っていたシチズンの基礎体温計へのリンクも載せておきますね。

タイミング法を経験して、今の私が思うこと

タイミング法は、私にとって「排卵日を医師に見てもらえば、それだけで妊娠できる」という単純なものではありませんでした。

通院のために時間を使い、夫婦の予定を調整し、薬を使えば副作用もある。それでも排卵が起きないこともある。

一方で、受診したからこそ自分の身体について分かったこともあります。少なくとも私の場合、「何か大きな異常があるから妊娠できない」という結果ではありませんでした。

そして何より、後になって自分の基礎体温を振り返ったことで、「私はこういう周期なんだ」と気づけたことは、その後の妊活にとって大きな意味がありました。

まとめ:当時の私に言いたいこと

私は20代後半で自己流妊活を半年ほど続けたあと、不妊治療を始めました。

  • 1周期目:初診時を除いて2回通院
  • 1周期目の費用:約38,500円(初診時の検査などを含む、当時の実費)
  • 2周期目:合計6回通院
  • 2周期目:卵管造影検査、レトロゾールを使用
  • 2周期目:排卵が起きなかった
  • 3周期目:医師の勧めで、周期の途中から人工授精へステップアップ(この周期は人工授精の1回目として数えています)

タイミング法そのものが悪かったわけではありません。ただ、私にとっては「妊娠するために頑張れば頑張るほど、思い通りにならないこともある」と強く感じた2周期でした。

そして、今の私が当時の自分に言いたいのは、「もっと早く自分の周期をちゃんと見ておけばよかった」ということです。

その後、私は不妊治療をいったん休み、休憩周期にもタイミングを取ることにしました。そこで、自分の基礎体温から見つけた「周期を後ろから数える」という考え方を使うことになります。

結果として、私はその休憩周期に自然妊娠しました。さらに2人目の妊活でも同じ考え方を使い、自然妊娠しています。

もちろん、だからといって「不妊治療は必要ない」という意味ではありません。妊娠しにくい原因がある場合もありますし、治療が必要な方もいます。これはあくまで、私自身の経過です。

※本記事に記載している通院回数・費用・経過などは、全て筆者個人のケースです。症状や治療方針には個人差がありますので、疑問や不安がある場合は必ず担当医や専門機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

アラサーバリキャリママ、夫と子と3人暮らし。1年半・保険適用で約77万円の不妊治療を経て一旦治療を離れたところ、自然妊娠・出産。無痛分娩や母乳育児の体験を交え、不妊治療・妊娠・育児・保活に役立つリアルな情報を発信していきます。

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