こんにちは、風香です。
妊娠中は「幸せな時間」というイメージが強いですが、実際に経験してみると大小さまざまなトラブルに直面します。周りに妊婦さんがいなかった私にとっては、想像していなかった体調の変化の連続でした。
この記事では、私が妊娠中に経験した体のマイナートラブルと、そのときどのように対処していたのかをまとめています。これから妊娠生活を迎える方、今まさに不安を抱えている方の参考になれば幸いです。
頻尿・尿漏れ
妊娠後期に膀胱が圧迫されて頻尿になる、という話はよく聞きますよね。ところが私の場合は初期から頻尿がひどく、毎晩のように明け方にトイレに起きていました。就寝前にしっかりトイレに行っていても、必ず夜中に目覚めるほど。
中期に入ると頻尿は落ち着きましたが、代わりにくしゃみをしたときの尿漏れが目立つように。妊娠期はおりものも増えるのでパンティライナーを常用していましたが、それでは足りず、途中から尿漏れパッドに切り替えました。助産師さんによると妊婦さんの約8割が経験するそうで、私も気にせず毎日使うようにしていました。
つわり
私は軽い方だったと思いますが、それでも9週〜14週頃まで嘔吐感が続き、いわゆる食べづわりタイプでした。仕事中はグミを食べてごまかしていましたが、体重増加を注意されてからはミニトマトに切り替え。手が汚れにくく、大量に食べすぎないので助かりました。
在宅勤務の時は洗ったミニトマトをそのままデスクに置いていましたが、出社の時は洗ってタッパーに詰めて持っていき、カーディガンで隠してデスクの端に置いてました。あたかも、「寒くなったら着るカーディガンを置いてるだけですよ〜」の雰囲気です。
また、夕飯は「その時に食べたいもの」が突然思い浮かぶことが多く、夫がそれに合わせて買ってきてくれたのが本当にありがたかったです。
食あたり?と思った出来事
つわり以外で一度だけ嘔吐したことがありました。緊張する場で食事をした日の夜に熱が出て、そのまま気持ち悪くなって嘔吐。周囲の人は平気だったので食中毒ではなさそうですが、妊娠による体調変化と緊張が重なったのかもしれません。
妊娠中の花粉症
私は幼少期から花粉症持ちです。妊娠中は薬の制限があると知らず、最初は産院で処方された薬を飲んでいましたが全く効かず…。結局、かかりつけの耳鼻科と眼科で「妊娠中」と伝え、内服薬・点鼻薬・点眼薬を処方してもらいました。最初から相談すればよかったと実感。妊娠中は自己判断せず、専門医に確認するのが安心ですね。
睡魔と夜中に起きてしまう現象
妊娠初期はそこまででもなかったのですが、半分過ぎからはとにかく昼間の睡魔が強烈。
- 仕事中 → 突然眠くなる
- 映画中 → 気づけば寝ている
- 夜 → なかなか眠れない
特に仕事中は辛く、在宅勤務のときは顔を洗ったり、出社の日はマスク+ミントタブレットで無理やり目を覚ましていました。
後期に入ると胎動が活発になり、逆に夜中に何度も目が覚めるように。職場でも妊娠を公表していたので、「夜間授乳の練習だと思ってます」と冗談を交えてやり過ごしていましたが、会議中にあくびが出てしまうこともあり本当にヒヤヒヤでした。
大学の先輩が同時期に妊娠していたのですが、彼女は中期くらいから、会議中に寝てしまうことがあり、ひどい時は上司に起こされていたそうです。
腰痛
妊娠5か月頃から腰痛が本格的に。高校時代に腰を痛めた経験があったせいか、お腹が大きくなる前から痛みが出ました。特に辛かったのは通勤で、立ちっぱなしの電車と重い荷物(パソコン)の持ち運びが大きな負担に。
そこで西松屋で産後まで使える骨盤ベルトを購入。かなり楽になり、もっと早く使えばよかったと思ったほどです。腰痛対策には欠かせないアイテムでした。
腹痛
普段は快便体質なのですが、妊娠してからは便秘やガス溜まりによる左下腹部の激痛に悩まされました。最初は卵巣のトラブルかと不安になりましたが、トイレに行ったあとはすぐ治るので、消化器系の影響だと判断。妊娠中はちょっとした腸の動きの変化も敏感に感じるようでした。
お風呂で立っていられない
妊娠前はシャワー派でしたが、妊娠後は冷え対策も兼ねて湯船に浸かるようにしました。ただ、入浴後に立ち上がってシャンプーや体を洗うと立ちくらみのようにバテてしまうことがあり、その場にへたり込むことも。
そこで夫が100均でお風呂用の椅子を買ってきてくれ、座って休憩しながら洗うようにしたらかなり楽になりました。意外にも妊娠後期にはこの症状は治まり、不思議な体の変化を感じました。
まとめ
妊娠中は「マイナートラブル」と呼ばれるものでも、日常生活には大きな影響を与えます。私が経験したのは以下のとおりです。
- 初期からの頻尿や尿漏れ
- 食べづわり中心のつわり
- 花粉症による薬の調整
- 強烈な睡魔と夜中の覚醒
- 腰痛や腹痛
- 入浴後の体調不良
幸い大きな合併症はなく過ごせましたが、9か月以上続く妊娠生活では些細な不調もストレスにつながります。妊娠は人によって症状の出方が違いますが、私の体験が「こんなこともあるんだ」と思える安心材料になれば嬉しいです。

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