こんにちは、風香です。
母子手帳を受け取りに行ったとき、思っていた以上にたくさんの資料や助成券をいただきました。
妊娠前は行政の子育て支援制度なんて全く意識していなかったのですが、実際に手にしてみると「こんなにいろいろ支えてくれるんだ」とびっくり。
今回は、私が母子手帳取得時にもらったセットの中身を、体験談を交えてご紹介します。これから母子手帳をもらう方や、これから妊娠を考えている方の参考になれば嬉しいです。
妊婦健診助成券・子宮頸がん検査助成券
まず一番インパクトがあったのが「妊婦健診助成券」。
私の自治体では、14回分の妊婦健診助成券と、4回分の超音波検査助成券(いずれも1回あたり5,000円程度)が配布されました。ちなみに、超音波検査は4回では全然足りません。
正直、通っていた病院では健診費用も超音波検査もこの助成額だけではカバーしきれませんでしたし、超音波は毎回してもらうので4回分では全然足りません。それでも、1回ごとに5,000円浮くのは本当にありがたいです。
助成券は受け取ったらすぐに自分の名前や必要事項を記入して、健診のたびに必ず持参しましょう。
忘れるとその回は自己負担になります。次回の提出でカバーはできません。
また、子宮頸がん検査の助成券も入っていました。私は別の制度を利用してより安く受けられたのでこちらは使いませんでしたが、妊娠中は検査を受ける機会にもなるので、まだの方は活用をおすすめします。
産前産後歯科検診受診券
妊娠中はホルモンの影響で、歯周病や虫歯が悪化しやすいそうです。
私の自治体では、産前1回・産後1回の歯科検診が無料になる助成券をいただきました。
全ての歯科医院が対応しているわけではないので、事前に対象かどうか確認が必要です。
私のかかりつけ歯科は残念ながら対象外だったため、別の歯科に通うことに。検診で虫歯が見つかった場合の治療費は自己負担になるので、その点も注意しましょう。
つわりが落ち着いてからの受診がおすすめです。産後は赤ちゃんのお世話でなかなか時間が取れなくなるので、妊娠中に受けておくと安心です。
妊娠育児関係サービス券
これは少しユニークな助成券でした。私の場合、1万円分のサービス券をいただき、利用できるサービスは自治体と提携している産後ケアや訪問マッサージ、タクシー利用など。
正直、訪問マッサージにはあまり興味がなかったのですが、タクシーはありがたかったです。妊娠末期でバスや電車に乗るのがつらいときや、退院時・1か月健診の移動などに使えるのは安心感があります。
個人的には、おむつや粉ミルク購入にも使えたら嬉しいなと思いましたが…もらえるだけでありがたい制度です。
新生児聴覚検査受診券
赤ちゃんの聴覚異常は早期発見・早期対応が大切だそうです。
この助成券を使えば、出産後すぐに行う新生児聴覚検査をタダに近い額で受けられます。
私の場合は、妊娠後期の保健相談で産院から検査の説明があり、入院時に助成券を提出しました。出産でバタバタしている時期なので、なくさないように準備しておくとスムーズです。
マタニティマーク(マタニティストラップ)
妊婦さんを周囲に知らせるためのマタニティマーク。駅や自治体窓口などでも配布されていますが、このセットにも入っていました。
私のもらったものはシンプルなデザイン。仕事用と休日用でカバンを使い分けているので、駅でもらったマークは仕事用に、今回のものは休日用のリュックに付けています。
実際の効果や周囲の反応については、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
妊娠期〜小学校入学までのロードマップ
初めての妊娠だと、「どの時期に何をするのか」が本当に分かりにくいですよね。
このロードマップには、妊娠中から小学校入学までに必要な手続きや受けられる行政サービスが一枚にまとめられていました。
例えば、出産後すぐに提出する書類、予防接種のスケジュール、保活(保育園探し)を始める時期など。A3サイズの厚紙で、保健師さんが説明してくれたのでとても分かりやすかったです。
今でも時々見返してスケジュール確認に使っています。
各種行政・民間サービスのチラシやカード
最後はチラシ類。児童館のイベント案内、夜間の助産師相談ダイヤル、民間と提携した親子向けクラスなど、本当に大量に入っていました。
全部を把握するのは大変なので、我が家では「使えそう」「必要になりそう」なものだけ残して整理しています。
知らなかった制度やサービスも多く、「自治体って意外と手厚いんだな」と感じましたが、やっぱり最後は「保育園の充実」と「おむつ・ミルクの軽減税率」をお願いしたいな…というのが正直な気持ちです。
まとめ
母子手帳をもらうとき、一緒に受け取る助成券や資料は、これからの妊娠・出産・育児生活を大きくサポートしてくれるものばかりです。
- 妊婦健診・歯科検診・聴覚検査など、健康面のサポート
- サービス券やタクシー利用など、移動・生活面の支援
- ロードマップやチラシで得られる、スケジュール管理と情報収集の助け
自治体によって内容は異なるので、「母子手帳 もらえるもの 〇〇市」などで事前に検索してみるのもおすすめです。
もらったら封筒ごと棚にしまい込むのではなく、期限があるものもあるので、使える制度は早めに活用して、少しでも安心して妊娠・出産期を過ごしてくださいね。

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